やうゆイズム

好奇心が旺盛すぎるブログ

部屋に幽霊が出てから電気を消して寝られない男の話

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ぼくのことです。

もう4ヶ月近く、電気を点けたままで寝ている。

それもこれもすべておばけがでたせいだ。

 

ぼくは元々金縛り体質で寝つきもよくない。

熟睡したなーって思えるのは、1年でも5回あるかないかくらい。

今まで何百回、金縛りに遭ったか分からない。

金縛りに遭うと、霊的なものが見えたり聞こえることがある。

でもそれは脳が「突然、体が動かなくなる」という非常事態を正当化するために幻覚を生み出すからだ。

金縛りのメカニズムは科学的に解明されており、決して霊的なものではない。

 

今まで霊を見たのは、昔バイトをしていた遊園地で見た子供の霊のみ。

だが、某遊園地の従業員なら誰もが1回は経験することだから、あまり驚きはしなかった。

しかし、4ヶ月前の深夜のこと。

そいつは突然現れた。

夜中、ぼくが目を覚ますと部屋の入口周辺がぼんやり赤く光っている。

ぼくの視力は両目裸眼0.01なので、なぜ赤く光っているのかよく分からない。

だから、眼鏡をかけて赤く光っている方を見た。

 

「うわあ.....」

 

ぼくは唸った。

なぜなら、赤く光っているものは人だったからだ。

立っていたのは、身長は165cmくらいで赤いセーターにジーンズを履いた髪の長い女の人だった。

ボーっと壁の方を見ている。

金縛りのときに霊的なものが見えることはよくあった。

でも、四肢が動く状態で見えたのは初めて。

ぼくはたまらず電気を点ける。

すると、赤く光っていたものはいなくなっていた。

それ以来、ぼくは電気を点けたまま寝るようになった。

 

それから1ヶ月。

1人で寝るときならまだしも、2人で寝るときは大丈夫だろう。

ぼくは、女の子と一緒に寝ていた。

女の子と一緒に寝ることも嬉しかったが、久しぶりに真っ暗の中で寝れることの方が嬉しかった。

 

だが夜中に目を覚ますと、まず目に映ったのは天井にオーブが這っている光景だった。

円形に光ったオーブが壁を縦横無尽に駆け回っている。

嫌な予感がした、でももう遅かった。

 

次に目に飛び込んだのはあいつだった。

リビングの真ん中に置かれたテーブルが赤く光っていた。

ぼくたちが寝ていた場所により近い。

今度は裸眼でも分かった。

赤く光った女の人が横向きに立っている。

赤いセーターにジーンズを履いた髪の長い、以前見た女の人と全く同じ人だ。

 

ぼくの思考は完全に停止。

思わず一緒に寝ていた女の子にしがみついた。

女の子は「大丈夫だよ」と優しく励ましてくれる。

ぼくの心臓の鼓動は、今にも胸から飛び出してきそうな勢いで激しく高鳴っていた。

でも、女の子が優しく励ましてくれたおかげで冷静さを取り戻す。

女の子のたくましさにただひたすら感謝するしかなかった。

いざという時、本当に強いのは女の子のほうだと確信した。

 

それ以来、ぼくは電気を点けたまま寝るようになった。

俺は4歳児か。だいぶ早い子供返りか。

今住んでいる家以外だったら真っ暗で寝れるが、自分の家で寝るときは豆電球でも怖い。

 

1回目と2回目で、ぼくと赤く光った女の人との距離は縮まっていた。

次に出るとしたら、ぼくの枕元だろう。

もうあとがない。

 

 

--次回予告

「金縛りマスターが教える金縛りの解き方」