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【書評】ほぼ日が上場するので、糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞の本」を読んでみたよ

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www.nikkei.com

ついに糸井重里さん率いるほぼ日が上場しますね。

ぼくが文章を書く道を志したのは、糸井重里さんの存在が大きい。

「この人のようになりたい」と憧れる、いわゆる尊敬する人だ。

 

だけど、糸井重里さんの何がどうすごいかをうまく説明できない。笑

とにかくすごい人なのは間違いない一方で、掴みどころがない。

糸井重里さんの放つ言葉は、いつもすんなり心のなかに染み込んでいく。

たぶん、糸井重里さん自身が肩肘張ってないから、抵抗なく共感できる。

棘のある文章もアリだけど、糸井重里さんの場合は棘を使う必要がないくらいピッタリの言葉を用意してくる。

ワンフレーズで心を掴んでくるのは、さすがC級コピーライター。

 

今回は「ほぼ日」の創業物語が書かれた「ほぼ日刊イトイ新聞の本」を紹介する。

ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)

ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)

 

 

ほぼ日の始まり

他人の思惑に自分の人生が左右されていくという予感は、どうにも絶えられないものだった。

 

本当に自らのイニシアティブでやりたいことができる場をつくること。

そして、やりたいことで食べていけるようにすること。

このふたつのことを心の底から実現したいと思った。

そんなぼくの目の前に現れたのがインターネットだった。

 

ぼくは11月10日、49歳の誕生日をきっかけにして、東京・秋葉原の電気街へパソコンを買いに行った。

「メールとインターネットだけ使えればいいんだよ。」

と、ぼくは遠慮がちに言ったと思う。

すべての歴史は、ここから始まった。

自らのイニシアティブでやりたいことができる場を作ること、やりたいことで食べていくために自分のメディアを立ち上げるのって、今のブロガーの人たちにも共通するなぁ。

詳しい経緯は本書に書かれているので、ぜひ読んでみてください。

 

多忙は怠惰の隠れ蓑

多忙な時とは、現実的な問題が一杯あってそれを解決しかけてる時。

達成感や幸福感がある。

でもそういう時に、哲学的問題(「何故」という疑問とか、大きな視野とか、人間の感情とか)が欠けていきやすい。

 

調子いい時に悪い芽が育つ。

上手くいってるときにそれを探すのが難しい。

 

怠惰の隠れ蓑にしない多忙ってのも、あるはずだ。

矛と盾との両方の使い手になろうぜ。

 多忙なときって、充実しているけど何かを疎かにしがち。

そのときに疎かにしてるのって、緊急ではないけど大切なことだったりする。

大切なことを忘れてると、自分が何のために行動してるのか分からなくなって、立ち位置を見失う。

だから忙しさにかまけて思考停止せずに、自分にとって大切なことを忘れないようにしたい。

 

ブロガーの役に立ちそう

人が本当に育つのは、多数の目に自分の仕事が晒される時。

舞台もあるし役もある。つまらなければすぐにお客様がブーイングをする。 

自分ではどんなにいいアイデアだと思っていても、頭の中にしまってたらそのアイデアが本当にいいのかどうか確かめることもできない。

ブロガーは面白いこと思いついたら、さっさと記事にした方がいい。

ブーイングもらえるのって、ブロガーからしたら幸せだと思うなぁ。

 

やらないで時を待つより、始めてしまった方がいい。
様々な欠点や足りない部分が炙りだされていくし、うまくいったケースについてきてくれる人もいる。

行動することの大切さは、日々実感する。

受け身じゃだめだと気づいた人から色んなものを手に入れていく気がするよ、人生。


商品の表現であろうと、写真の表現であろうと、文章の表現であろうと、それを受け取った人のことを想像しないでいい表現は一つもない。
受け取った相手の顔を想像しない表現なんて、オナニーと一緒だもんね。。
文章だって、自分本位が強い文章はすぐ分かる。
 
「商品を伝えること」は恋愛とよく似ている。
懸命に自分語りをしてもしょうがない。
語気荒く演説しても、相手には迷惑なだけ。
相手が何を聞きたいのか考えられない人は、言いたいことだけを言おうとしてしまうもの。
商品を伝えるには、口から先ではなく、耳から先に働かせるべき。

 一方的に商品の魅力を説明するんじゃなくて、相手が求めているものに対してどのような働きがけができるかを説明するのが大切。

 

糸井重里さんの本は表現する人、メディアに携わる人なら必読だと思う。
だいぶ昔の本なのに、今の時代に当てはまることたくさん書いてあるから、ちびる。
ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)

ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)