ヨッピー著「明日クビになっても大丈夫!」を読んだ感想

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インターネットで「一番数字を持っているライター」と言われる「ヨッピー」さんの著書が出たので、早速読んでみました。

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

 

 

ここ最近、女遊びにかまけてブログの更新を怠りがちだったやうゆだったが、この本を読んで自分がブロガーだったことを思い出した。

 

本の表紙だけ見ると、ヨッピーさん本人も言うように「胡散臭い情報商材」のような雰囲気だが「会社員をやりながら副業をするのが最強」という地に足に着いたアプローチだった。というか当たり前のことしか書かれていない。

しかし極論がウケる世の中で、あえて当たり前のことを書いてくれるところに価値を感じる。

 

「好きなことをして生きていく!」という考え方は色んなところで聞く話であり、ヨッピーさんも好きなことを仕事にするメリットやフリーランスのメリットについてこれでもか!と説明している。

だが一方で、安易に退職を勧めることをせず、会社員のメリットや独立のリスク、フリーランスの実態について触れているところがポイントだ。

 

「稼げずの谷」とは

独立した人が必ず通るのが「稼げずの谷」であるとヨッピーさんは語る。

サラリーマンを辞め、「さあ、好きな事で稼ぐぞ!」と意気込んだ人がまず最初に、そして必ず通るのが「稼げずの谷」である。

サラリーマンを辞めた、好きな事で食おう、それはいいのだけど、最初から順調に稼げる事なんてまずないだろう。

働いても働いても単価は上がらず、サラリーマン時代の貯金も徐々に減っていく。

趣味のキャバクラも週に1回から月に1回に減る。

スーパーの安売りの時間にやたらと詳しくなる。

この「谷」は起業した誰もが通る道なのだ。

今や「インターネットで一番数字の取れるライター」と呼ばれるヨッピーさんも、ライターとして独立した最初の月は4万円だったという。

ヨッピーさんの場合はすぐに「稼げずの谷」から抜け出して売れっ子になる訳だが、あくまでそれはレアパターン。再現性のない話なのだ。

 

金銭的に困窮すると、サラリーマンを辞めて自由になったつもりがむしろ不自由になる。

「サラリーマンを辞める」となると圧倒的に自由になるような響きを受けるかもしれないけど、それは大きな勘違いで、実際にはこの「食わなきゃいけない」という強烈なプレッシャーが個人をがんじがらめにする。

自由なんてどこにもない。やりたくない仕事、単価が安い仕事、実績にならない仕事を嫌々でもこなさなくてはいけない。

これを見たとき、以前フリーランスの女の子が言っていた「体調不良で寝込んで仕事ができない日が続くと、自分が死に近づいている感覚がある」という言葉を思い出した。

僕はまだフリーランスは未経験だが、よりお金に対する感覚がシビアになるんだと思う。自分のやった分だけお金になる=やらなかったら1円にもならないということ。

物事は表裏一体であり、表側のことだけでなく裏側のことについて考え対処しなければならないんだ。

 

僕は本業でクラウドワークスを使い、仕事を依頼する機会が多い。

その時に依頼する単価は、正直自分だったら絶対引き受けたくないくらい安いのだ。

実績を積んでいるライターには高単価で発注するけど、「稼げずの谷」にいるようなフリーライターには高単価は積めない。

このように仕事を発注する側という視点で、「稼げずの谷」にまつわる話は理解できた。

 

消費型の趣味を生産型に変えよう

このように「フリーランスはそんなに甘くない」と伝えた上で、ヨッピーさんは「本業を続けながら、副業をするべき」と言う。

では副業は何から手をつけるべきなのか?その第一歩が好きなものを見つけて「生産する趣味」を持つことだ。

生産する趣味:お金を稼げる可能性or新しい出会いがある可能性のある趣味

消費する趣味:ただお金を使うだけの趣味

例えば、TSUTAYAで借りた映画を観るだけなら「消費する趣味」だけど、感想をブログに書けばそれは「生産する趣味」となる。なぜならブログに書けばPVによる広告収入が発生するし、読者からコメントがつくかもしれないからだ。

こんな風に今まで自己満足で終えていた自分の好きなものを他人に対して発信することで、趣味を生産型に変えていく…というのが副業を始める第一歩である。

既にブログをやっている人ならイメージしやすいと思う。

 

「自分の実績を世に発信すること」も忘れない

ヨッピーさんは趣味を副業として大きくしていく上で大事なのは「自分の実績を世に発信すること」だと語る。

ハイクオリティな仕事をこなしつつ「これが自分の仕事だ」と発信する事も同時に行わないといけない。

自分の名前が世に出ない仕事なら、クオリティの追求はあんまり意味がない。

それを見た人が貴方にたどり着かないし、新しい仕事も生まれないからだ。

(中略)仕事をしたら仕事をした分だけちゃんと「これは俺の仕事だ!」というのを世間に見せつけよう。

TwitterやFacebookなどでの発信も同時進行で行うべきだ。

例えばクラウドワークスで高単価の案件を受注できるようになったと言って、自分がどんな仕事をしたかを発信しなければ、実績としてカウントされず次に繋がらない。

フリーランスは「自分の名前で仕事ができる状態」がゴールだと思う。

知名度が上がれば、世の中が自分を放っておかなくなる。

いずれ僕も世の中にチヤホヤされまくって可愛い女の子とモン・サン・ミッシェルみたいな家に住んでハーレム帝国を築きたい。

 

サラリーマンブロガーが最強

サラリーマンブロガーのメリットは「やっていけそうだ!」と思えるまでは会社員という身分にしがみついたまま試行錯誤できることであり、かじれるスネは限界までかじろうとヨッピーさんは語る。

 

サラリーマンブロガーは不自由に見えて、実はものすごく自由なんだ。

時間の制約はあっても「ブログで稼げなければ死ぬ」という精神的な縛りはない。

これは○ロブロガーのコンテンツが集客に必死過ぎて、似たり寄ったりになってるのを見れば分かると思う。

 

会社員という守られた立場で、好きなことを発信し、PDCAを回しながらコンテンツの質を高めて趣味を副業として昇華していく…。

当たり前のことのように思えるけど、世の中は極論という分かりやすくて即効性のありそうなものを望むために、当たり前のことが当たり前にならない。

だからそういった流れに一石を投じているこの本は読んで良かったと思う。

 

ただ1つ残念なのは、タイトルと書籍のパッケージがありきたりすぎて中身に比べて損していることだった。

万人ウケするものでないと売れないのだろうか?

ふんどしで仁王立ちしているヨッピーさんを見たかった。

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)