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【感想】「クズの本懐」は皆川茜のゲスっぷりを楽しむための漫画だと思う。

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前から気になってた「クズの本懐」。

クズの本懐 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

クズの本懐 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

 

 勝手にシンパシーを感じて、何でだろ?と思ってたけど読んでから分かった。

とんでもなくゲスいからだ!!

共感するところが多すぎて、自分の恋愛観の歪みを知った。

 あらすじ

安楽岡花火(やすらおか はなび)と粟屋麦(あわや むぎ)は一見理想の高校生カップル、しかし2人とも他に好きな人がいることを了解しながら一緒にいるのだった。

花火は幼い頃からお兄ちゃんと 慕っていた鐘井鳴海(かない なるみ)を、麦は昔家庭教師をしてくれた皆川茜(みながわ あかね)が好きだった。それぞれ花火たちの高校の新任教師になった鐘井と茜は次第に距離を縮めていく。

それを見守る花火と麦はお互いに似たところがあるのを感じ、お互いを好きにならないこと、どちらかの恋が実ったら別れること、そしてお互いの身体的な欲求にはどんなときでも受け入れることを条件に付き合っている振りをすることになる。

wikipedia

契約上の恋人(つまりはセフレ)になった高校生2人組の恋愛を描いた作品。

クズでゲスくてドロドロした恋愛模様が繰り広げられる。

ぼくが一番お気に入りのキャラは主人公の2人ではなく、麦が好意を抱く音楽教師の皆川茜。

欲望に忠実なところが大好きです。

彼女の本性が露わになる3巻から一気に面白くなります。

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花火らの高校に勤務する音楽教師。究極の男好きのいわゆるビッチ。

wikipedia

 

wikiにも究極の男好きと書かれるくらいのビッチ。

茜に好意を寄せる麦からは「あなたはどうしようもなく男好きの性悪女で自己愛こじらせたクソビッチだってことを。誰のことも好きにならないくせに、誰からも好かれないと気が済まない。」と言われます。

 

ぼくが衝撃を受けたのはこの部分。

誰のことも好きにならないくせに、誰からも好かれないと気が済まない

この言葉を見てドキッとした人は、もれなくビッチかヤリチン。

 

この一言はつまり「異性にモテたい」ということ。

「モテたい」を突き詰めて行き着くのが

誰のことも好きにならないくせに、誰からも好かれないと気が済まない

という境地。

この境地に達した茜の行動は歪んでるだけじゃない。

モテたい人からしたら理にかなってる。

 

 茜のめっちゃゲスいけど理にかなってる名言集

予定調和感がすごく許せなかった。

斉藤君には興味がなかったけど、

斉藤君に向けられた好意には興味があったのかもしれない。

異性に異性として見られるのは、息をするより簡単なので、

あまりにも容易いのでつい試してみたくなっちゃう。ごめんね。

クズの本懐 皆川茜

親友が自分にだけ片思い相手のことをカミングアウトしたあと、即座に親友から片思い相手を略奪したときのビッチなセリフ。

そして、続け様に放った言葉がとんでもなくゲスい。

↓に続く。 

私の中に生まれた感情は、罪悪感じゃなかった。

薄っぺらい優越感でもなかった。

こんな風に「搾取される側」には死んでも回りたくない。

思えばあの日から搾取する快感に目覚めちゃったのね。

いいじゃないちょっとくらい、羨ましいのよ。

自分以外の誰かを好きになるなんて。私にはありえないから。

誰かが良いって言ってくれなきゃ良さがわからない。

クズの本懐 皆川茜

たまらんくらい歪んでますわーー!!!!(歓喜)

でもちょっと分かる。ぼくは搾取される側の惨めな思いは絶対にしたくない。

惨めになるくらいなら、搾取する側に回りたい。

 

結局、自分のことが好きすぎるのかもしれません。私みたいな人間って

主張するものって嫌い。個性なんて他人は求めてないもの。

求められなきゃ意味がない。理由なんてない。

求められるのって気持ちいいじゃない。

クズの本懐 皆川茜

自分のことが大好き。その一方で人に求められることに執着している。

自己愛は強いけど、自己評価の基準は相手に求められるかどうか。

そこに歪みを感じる。モテるためには個性なんていらない。

男受け・女受けするために必要なものを身につければそれでいい。

 

日々は淡々と誰の上にも平等にあるものだから。

毎日が退屈かどうかは全て自分次第。

だから今日も私は私を、楽しませてくれるモノに飢えている。

「何かいいことないかな」なんて言葉が嫌いなの。受身じゃダメよ。

自分から変えていかなくちゃ。

クズの本懐 皆川茜

より楽しく生きるためには、能動的に生きることが大切だよね。

何でもそうだけど、受け身な人ってやっぱりつまらない。

自分から積極的に動いてる人の方が魅力的。

 

他人から向けられる好意ほど気持ちいいものなんてないのに。

クズの本懐 皆川茜

茜がどんな人間かは、この一言に全て集約されている。

ビッチな人ほど潜在的に抱えている感情ではないだろうか。

 

茜には「モテたい」という強い意志があり、なぜ「モテたい」のかという動機もはっきりし、そのために何をすべきかも分かっていて、行動を起こしています。

モテたいと思う人は、まず動機から考えてみてはいかがでしょうか?

動機が分かれば自分がなにをやらなきゃいけないのか、分かるはず。

 

茜みたいな人に誘われたら、あざとい罠だと分かっていても飛び込んじゃうわ。

ビッチが仕掛けた罠とか、引っかかりにいくしかないでしょ。

 

とにかく退廃的な恋愛模様が描かれた面白い漫画。

ゲスい恋愛をしてきた人ほど、ハマります。

ぜひ読んでみてね。

 

8巻の発売が待ち遠しいね

クズの本懐(8) プレミアムヴィジュアルコレクション付き 初回限定特装版 (SEコミックスプレミアム)

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クズの本懐 7.5 公式ファンブック Ambivalent (ビッグガンガンコミックス)

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